「沖縄染織伝承作品展」
●開催期間:5月15日(日)~29日(日)
●開催場所:タナヲ屋呉服店 本店
愛知県碧南市志貴町4-35 0566-41-1847
営業時間:9時~午後7時・定休日:火曜日・第二第四月曜火曜日
沖縄県は令和4年5月15日に本土復帰50年を迎えます。この大きな節目に
沖縄の発展を祈念申し上げるとともに、沖縄の伝統技術の一つ、
沖縄の染織は、着物文化に大いに影響が有り今なお手わざによる
技術を伝承されております。当店では、本土復帰40年の年度に、
大々的に沖縄の染織を文化展として開催。今年は、大きな催しは
開催できませんでしたが、タナヲ屋呉服店の本店では店内にて
沖縄の染織品・資料の展示・ぶくぶく茶などの動画をご覧いただけます。
久米島紬の起こりは、15世紀の後半に堂の比屋と呼ばれる非凡な人物がいて、
中国から養蚕産業を学びこれを広めたことから始まったと言い伝えられています。
日本の紬絣技法は久米島を起点に発達し、沖縄本島、奄美大島を経て本土に伝えられ、
大島紬、久留米絣、結城紬などのもととなり、日本全国に伝播されていきました。
久米島紬が紬の発祥の地とも言われる所以です。いわば久米島は日本の紬の里です。
久米島紬は、蚕から取った真綿でつむいだ糸を原料糸として、天然の草木、泥染めによって染色します。
織りは、手投杼を用いて丹念に手織りで織り上げます。これらのすべては伝統を踏襲し、
一貫した手作業を一人の織子が行うところにあります。
したがって、久米島紬にはつくる人の想い入れが込められ、
紬糸のもつしなやかな風合いが着る人の着心地を満足させ、さらに気品をかもし出します。
久米島紬は、昭和50年には、伝統工芸品として通産産業大臣の指定を受け、
昭和52年には県の無形文化財として指定され、さらに平成16年には国の重要文化財として指定されました。
「久米島紬・きぬた打ち」とは?
◆久米島紬は、全国の紬の制作工程の中で唯一他ではない行程が有ります。それが「きぬた打ち」です。
貴重な動画を当時沖縄へ当店が伺い撮影させて頂きました。
【きぬた打ち】綿布で包んできぬた打ち台(硬い木の台や石の台)の上に固定された布を、
約4.5キロの重量の杵を用いて二人がかりで交互に力いっぱいたたきます。5分程たたき、
反物をたたみ直し内側と外側の位置を3~4回程取り替え約20分から30分程(回数にして約400~500回)たたきます。
反物は湿っているのでさらに天日干し乾燥させます。再度丁寧にたたんでさらにきぬた打ちをして仕上げます。
このように洗濯仕上げに約半日を要します。
きぬた打ちは適度の布の湿り気と杵で叩く度合いで紬の光沢と風合いが左右される重要な仕事です。
また布面に折線がでないような工夫と、杵の角で布を切らないよう角度を平行に打つなど細心の配慮が必要です。
期間中プレゼント企画
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ご来店をお待ちいたしております。
◆タナヲ屋呉服店 本店へのアクセスはココをクリックして下さい。
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